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地理をどうしたら好きになれますか?/受験地理のQ&A

Q 地理を好きになれば点数が取れるようになるといいますが、どのようにしたら好きになれますか?

A 地理用語を100個覚えたら好きになれるでしょう。ただし個人差がありますからご注意ください。

 

地理を好きになれば、点数が取れるようになります。このブログでいつも言っていることですね。よく恋に話を例えますが、学習とは根本的に違うのがこの部分です。

 

「点数が取れるようになるために」

受験のためには、大切なことです。点数が取れるようになることは合格への一歩です。ただし、これを恋に置き換えると、こうなります。

「あなたと結婚するために、あなたを好きになりたいのですが、どうしたらよいですか?」

何だこれは?なんか動機が不十分かついかがわしい臭いがしますね。

 

さて、地理を好きになるというのは、最初はかなり難しいです。歴史のようなストーリーがないのです。人間味のあるドラマが見えにくいのです。正しく言えば「ない」のではなく「見にくい」のです。だから、見えるようになるまでが、少々苦しいのです。そこが、地理用語100個というのが、私なりの目安です。

なお、この場合の地理用語には「地名」は含んでいませんので、念のため。それから、「用語」というからには一問一答のように考えがちですが、これも少し意味合いが違います。

例1 米の生育条件を漢字4文字でなんというか答えよ。答え、高温多雨

例2 茶の栽培の適する条件をいくつか挙げよ。答え、陽当たりがよく、水はけがよいこと。栽培期の降水量が1000ミリ/月 以上で、年平均気温が13度以上

 

例1は、典型的な一問一答と言えるでしょう。例2は、条件の数字を細かく覚えることもさることながら、その条件全体として、温暖な気候である、という概観を理解しているかどうかということを問うています。これも、地理用語の例です。

ですから、地理用語100個というのは、かなり広範囲の学習内容をマスターしないと、覚えられるものではないということになります。

 

最初の100個は、かなりキツいと思います。これは英会話でも同じですし、新しく始めた物事には共通するものなのです。

ところが、ある一定のレベルを越えると、すでに覚えている知識同士が頭の中で反応を始めるものなのです。すると、101個目からの覚える労力は一気に半減すると言ってもよいでしょう。

もちろん人によって101個目とは限りません。それでも、「覚えている」というそのものに意味があると思います。

 

さて、質問者さんは、地理を好きになりたいと思っているのですね。動機は細かくは問いません。でも、最初は辛いことだけは言っておきます。そして、すべての物事に、避けては通れないものだとも付け加えておきましょう。

恋だって同じです。気付いたら好きになっていた。

(いいなあ、こういうのが青春時代なんだよねえ、、、)

 

さあ、頑張って覚えるものはとにかく丸暗記してしまいましょう。

健闘を祈ります。

 

ここで一句

 

気付いたら 私のカミさん 地理だった  (トホホ)

 

ではでは